米糠の活用は微生物にとって凄い!


米糠は微生物の大好きな餌になります。

米糠の中にはタンパク質、糖、ミネラルがあり、そこに乳酸菌、玄米菌が含まれていますが、土壌に雑菌、腐敗菌が多いと米糠がその餌になり、餌を食べた分泌液が腐敗・酸化物質・酸化酵素となり、これを吸収した作物が病気になったり、害虫が発生したりする原因になります。

鶏糞、牛糞堆肥を投入しても、充分発酵してないと、腐敗菌の餌になり、病害虫発生の原因になります。

これに対し有機物が有用な微生物(乳酸菌、酵母、糸状菌、納豆菌、光合成細菌など)の餌になれば、その分泌液は抗酸化物質・抗酸化酵素になります。

こうした有用な分泌液(抗酸化物質・酵素)や微生物の死骸を吸収した作物は元気で病害に強く、健康に良い栄養価の高い作物になります。

つまり、落ち葉、雑草、生ごみ、もみ殻、鶏糞などの有機物に米糠をふりかけ、一緒に発酵資材(EMボカシ、米のとぎ汁発酵液、EM活性液)も添加して、土に混入すれば、土の分解菌も作用して、有機物が早く分解され、善玉菌主導の良質な土壌になります。

米糠を餌にし増えた有用な微生物(乳酸菌、酵母、麹カビなど)は窒素系のタンパク質成分をアミノ酸態窒素に分解し、糸状菌は炭素質成分(落ち葉、枯草、もみ殻、竹・木片など)を糖に分解してくれます。

その結果、有用微生物が有機物を餌にし、生成れた生理活性物質を作物が吸収して良質な作物が穫れるわけです。

特に炭素系資材(落ち葉、チップ、籾殻)が微生物で分解されると糸状菌が菌糸を伸ばして土を耕しフワフワとした団粒構造の土壌にします。

保水性、通風性が良くなります。

後、土壌のミネラルを補充するには、牡蠣殻などの貝化石、苦土石灰を投入しておきます。

路地の場合は畝が雨ざらしにならないようにマルチを掛けます。

過剰な雨が降ると土壌の養分を流してしまい、また、畝の表面が粘土質状になって空気が入りにくなります。

また、水分が多いと好気性細菌が働き難くなります。土壌に水が溜まると有機物が腐敗しがちになります。

適当な水分保持が大切です。

マルチの上に土や重しを置いて、毛細管現象効果による土壌中の水分を上昇させ畝全体の水分保持をしてくれます。

有機物が完全に分解されるまでに、路地では夏場で1か月、冬場で2か月程待てばよいです。

水撒きには波動水(酵素水を入れたペットボトルを水を貯めるタンクに浮かべた重力波効果を持った水)であれば、土壌の有用微生物が活性化します。

詳しい事を知りたい方は連絡ください。

希望があれば勉強会も考えています。

瀬戸内海環境会議

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